テクニカルセミナー/第57回空間情報話題交換会の報告<キーワード: 温暖化,洪水,シベリア,リモートセンシング> 2011年2月10日、常翔学園大阪センターの301においてテクニカルセミナー/第57回空間情報話題交換会を開催しました。 今回は、「シベリアにおける環境災害 -宇宙からの監視-」と題して、総合地球環境学研究所の酒井徹様にご講演いただきました。 | |
温暖化の影響は北半球の高緯度ほど顕著に現れ、これまでの100年で地球の年平均気温が0.74℃上昇したのに対し、 シベリアではその4倍以上のスピードで温暖化が進行したところがあるといいます。 温暖化に起因する自然災害であっても、発生する災害の種類、原因、規模は一様でないため、 それぞれの地域の地理的,社会的条件によって異なり、自然災害の発生予測や予防のために, その災害に関するデータを集め、災害の発生メカニズムを正しく理解し, 限界点(閾値)を明らかにするための手段としてリモートセンシングが有効な手段であり、 実際にシベリアで発生する洪水災害を例として現状をご紹介いただきました。 社会的に関心の高い内容であることから会場の質疑応答も大変長時間にわたり白熱した議論となりました。 演いただいた酒井様に、この場をお借りして御礼申し上げます。 | |
※測量系CPD協議会において認定された学習プログラムとして終了後に参加者へ受講書が配布されました。 |