日本写真測量学会 関西支部

テクニカルセミナー/第58回空間情報話題交換会の報告


<キーワード: 防災, 地震, ハザードマップ>


2011年4月22日、常翔学園大阪センターの301においてテクニカルセミナー/第58回空間情報話題交換会を開催しました。

今回は、「市民にわかりやすい地震ハザードマップを目指して」と題して、株式会社パスコの石井一徳様にご講演いただきました。

近年発生した地震被害を実際の現地の写真等で説明、地震被害と地形・地盤の関係について解説されました。それを踏まえた上で、 市民にわかりやすい地震ハザード情報を提供するための細密な地震ハザードマップの作成、利用方法ついてご講演いただきました。

高分解能衛星画像、数値標高モデルといった地理情報を利用し、 広域で簡便に細密な地震ハザードマップを作成するための手順を 丁寧に説明いただきました。また作成したハザードマップを利用して、 "市民にどのような形で提示するのが効果的か" についても公開されているwebサイト等を解説しながら、ご紹介いただきました。産官学、全ての分野の方が参加で、ハザードマップの作 成方法、情報の利用に関する議論が行われ、充実した時間となりました。

ご講演いただいた石井様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

※測量系CPD協議会において認定された学習プログラムとして終了後に参加者へ受講書が配布されました。
※GIS上級技術者の認定を受ける際の貢献達成度ポイントとして申請できる参加証も配布されました。