日本写真測量学会 関西支部

平成26年度支部総会・特別講演会 テクニカルセミナー/第75回空間情報話題交換会の報告


2014年6月27日(金)、常翔学園・大阪センターにおいて平成26年度支部総会・特別講演会 テクニカルセミナー/第75回空間情報話題交換会を開催しました。


「衛星によるスマートセンシング」

東海大学 長 幸平 先生

講演資料:
http://www.jsprs-w.org/meetings/data/w0075_cho.pdf

 第32回特別講演会・第75回テクニカルセミナーでは,長幸平先生、中谷友樹先生のお二人にご講演頂きました。

 はじめに、本学会副会長の長先生(東海大学)にご登壇いただき,「衛星によるスマートセンシング」と題してご講演頂きました。

 現在、数多くの人工衛星が多種多様なセンサを搭載して地表面を観測しています。 これらの衛星からは、毎日、膨大な量のデータが送られてきています。 長先生は、これらの地表面データの収集・受信・情報抽出までを迅速に行うしくみをスマートセンシングと定義し、 その内容を、1)観測、2)データ受信、3)データ処理に分けて説明頂きました。 1)観測では、時系列、即時性、編隊の3つのアプローチから抽出できる情報を、実例とともに紹介頂きました。 2)データ受信では、SeaWiFSを例に、 NASAと東海大学などの協力機関が連携して実現した受信局のネットワーク化について、説明頂きました。 3)データ処理では、センサから取得される地表面データを統合して、解析するセンサフュージョンについて、 その重要性と有効性を事例とともに紹介頂きました。

 ご講演いただきました長先生には,この場を借りてお礼申し上げます。


※測量系CPD協議会において認定された学習プログラムとして終了後に参加者へ受講書が配布されました。
※GIS上級技術者の認定を受ける際の貢献達成度ポイントとして申請できる参加証も配布されました。