日本写真測量学会 関西支部

テクニカルセミナー/第88回空間情報話題交換会の報告


2017年2月3日(金)、摂南大学 寝屋川キャンパス においてテクニカルセミナー/第88回空間情報話題交換会を開催しました。


『静岡県が目指すデータの利活用とは?』

静岡県 交通基盤部建設支援局 杉本 直也 氏

講演資料:
http://www.slideshare.net/naoyasugimoto92/20170203-71683465

オープンデータ,GIS,i-Construction,3次元データ

 第88回テクニカルセミナー・空間情報話題交換会では,「静岡県が目指すデータの利活用」と題して,静岡県交通基盤部建設支援局の杉本直也様にご講演いただきました.

 ご講演では,「i-Construction」と「オープンデータ」をキーワードに静岡県において検討されている3次元データの利活用方法について事例を交えてご紹介いただきました.

 i-Constructionとは,3次元データ等を活用することで建設現場における生産性を向上させ,建設業を魅力ある産業へ転換させる取組であり, 建設業界に残された最後のチャンスであるとご説明いただきました. 静岡県では,i-Constructionを通じて工事完成直後の3次元データを蓄積することでK3DSZK(仮想3次元静岡県)を構築しようとしているそうです.

 オープンデータとは,二次利用可能・機械判読可能なデータのことであり,利用が推進されることでデータの取得・流通のコスト削減が期待されるとご説明いただきました. 静岡県では,ふじのくにオープンデータカタログでの各種データの提供だけではなく,3次元データをオープンデータとして公開するPCDB(Point Cloud Data Base)を検討されています.

 ご講演いただきました杉本様には,この場を借りてお礼申しあげます.


※測量系CPD協議会において認定された学習プログラムとして終了後に参加者へ受講書が配布されました。
※GIS上級技術者の認定を受ける際の貢献達成度ポイントとして申請できる参加証も配布されました。